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現場で働くナースの声

先輩インタビュー

認定看護師

渡邊 尚美緩和ケア認定看護師

一瞬でも患者さまやご家族の笑顔に
出会えた時、緩和ケアの大切さを実感します。

これまでの経歴を簡単に教えてください。

看護専門学校を卒業後、25年間急性期病院に勤務しました。初めて配属された部署でがん患者さまのケアを実践し、ターミナル時期にある方々とたくさん出会いました。看護師5年目に循環器病棟に配属、急性期看護の体験…そのギャップに混乱したことを記憶しています。
リハビリテーション、外科病棟などの経験を得て、がん患者さまとの出会いに、2009年緩和ケア認定看護師を取得しました。救急外来に配属された時には「がんと診断されたときからの緩和ケア」を模索し、外来での緩和ケアが実践できていないことや、助けたくても助けられない命と向き合い、自分の無力に落ち込んだこともあります。様々な経験を通して、どのような病気をもちながら、人は一生懸命「生きる・生き抜こうとしている」ことに、どう向き合うかを考えるようになり、緩和ケア認定看護師として、もっと経験の幅を広げようと2017年、みたき総合病院への転職を決めました。

認定看護師として、現在はどのような仕事や活動をされていますか?

認定看護師は、実践・相談・指導を役割にしています。当院では、2017年に緩和ケア病棟を立ち上げに携わり、緩和ケアマニュアルの作成など、実践してきました。
現在は緩和外来面談、患者さまやご家族、スタッフからの相談、患者さまの症状緩和を主に実践しています。また、院内外での教育の機会もあります。

資格を取ろうと思ったきっかけは?

以前働いていた病院で、がんの治療期にある患者さまと出会いました。当時は、今のように薬物療法の選択も多くはなく、痛みや呼吸困難、リンパ浮腫などのさまざまな苦しみのケアに難渋したのを記憶しています。ある日、痛みのある患者さまのケアについてカンファレンスが開催されていました。しかし、私は看護師経験13年目で、その当時、外科病棟に配属されたばかり。カンファレンスの内容を理解できませんでした。それだけの知識・技術も未熟だったのです。自ら学び深め、辛さと向き合う患者さまやご家族の力になりたいと緩和ケア認定看護師を目指しました。

認定看護師をめざすナースのみなさんへアドバイスやメッセージを

緩和ケア認定看護師は、患者さまががん診断された時から、患者さまやご家族の身体、精神、社会、スピリチュアルな苦痛に向き合います。苦しみは個々によって違い、多様です。だからこそ、それぞれの思いを理解されたと感じられるように関わることを心がけています。困難な症状緩和は一人で考えず、スタッフや多職種で一緒に悩むことにしています。一瞬でも患者さまやご家族の笑顔に出会えた時、緩和ケアの大切さを実感します。
また、職場には自らの活動を理解してくれ、私が悩んだり苦しんだりした時にともに考え、自分のことのように悩み、対策を考えてくれる良き仲間がいます。
認定看護師は、その分野の専門家ではありますが、全てを理解しているわけではありません。緩和ケアは決して特別なことではありませんが、簡単なことでもありません。だからこそ、常にスタッフと情報を共有したり、一緒に悩む機会を大切にしたりすることで、ともに成長できることを目指しています。緩和ケアを必要とする患者さまやご家族は、病気と向き合い時に悩み苦しみ、気持ちは常に変化します。個々の苦しみに寄り添い、真の思いを表出できる関係性「つながり」を築きたいと思います。正直、解決困難なことも多々あり、時にはお叱りをいただくこともあります。でも、その思いを真摯に受け止め行動する。知識・技術以上に、人として成長できるように自分と常に向き合うことを大切にしたいです。
みたき総合病院では、キャリアアップを目指す人へのサポート体制が充実しています。長期研修時の費用や給与保証もあり、日々の研修や学会への参加も出張扱いです。また、活動時間の保証、フォローアップ研修、地域の認定看護師や専門看護師との合同勉強会、院内での教育の機会や活動報告をする機会にも恵まれています。認定看護師の活動を理解してもらえるために、自分自身の考えをしっかりもつことですが、組織が理解しようとする姿勢も必要です。繰り返し話し合える場があり、それが当院の最大の魅力です。

今後の目標や挑戦してみたいことはありますか?

今後、力を注いでいきたいことは、「みたき総合病院に行けば、緩和ケアの相談ができる」といった患者さまやご家族、そして、医療従事者も気楽に相談ができる仕組みとして、当院でも緩和ケアチームを立ち上げたいです。
当院の強みは、緩和ケア外来と病棟との一元化により、緩和ケアの継続看護が実践できることです。また、在宅医療も充実しているため、同行訪問を実践しながら、患者さまやご家族を理解してくれる看護師がいつでもどこでも居てくれる。そのような思いになってもらえるつながりを作りたいですね。また、自分が得た緩和ケアに関する新たな知識を現場に取り入れ、一緒に緩和ケアができる、緩和ケアをぜひ実践したいと思うスタッフが1人でも増えてくれたらいいなぁって…心から願うばかりです。

最後に、オフ日の楽しみは?

ゆっくり自分の時間を過ごすことです。旅に出かけたり、買い物をしたり、リフレクソロジーなどなど、その時に思いついたこと、好きなことをして過ごしています。

中野 洋子糖尿病看護認定看護師

これまでの経歴を簡単に教えてください。

糖尿病看護を深めるきっかけになったのは、糖尿病神経障害から足潰瘍に至った患者さまとの出会いでした。糖尿病専門医、皮膚科医師、病棟薬剤師、管理栄養士、社会福祉士と連携をとり、チームとして患者さまに向き合いながら、糖尿病看護を学びました。一方で、自分の力不足を感じることがありました。その後、結婚と出産を経て看護に携わっていく中で「糖尿病看護を深めたい」「糖尿病という病気の理解を突き詰めたい」という思いが強くなり、家族の協力を得て、糖尿病看護認定看護師教育課程に進みました。そこに辿り着くまで、看護師になってから15年以上が経っていました。

認定看護師として、現在はどのような仕事や活動をされていますか?

院内では療養指導にあたるスタッフの相談対応にあたり、知識や技術の底上げを行っています。院外では対象にあわせた方法で、糖尿病や糖尿病看護について研修やファシリテーターを行っています。糖尿病患者さまが体験している病の状態は一人ひとり違います。疾患の特徴もですが、これまで辿ってこられた人生経験や家庭や社会での役割、疾患をどのように捉えているのか、今後どのようにされたいかなどの生き方や価値観も、もちろん一人ひとり違います。私は糖尿病患者さまが大切にしている考え方が「その人らしさ」だと思います。糖尿病看護認定看護師として、その人らしく生活する中で糖尿病の治療を組み込むにはどのようにすればよいか、患者さまやご家族と一緒に考えていきたいと思います。

資格を取ろうと思ったきっかけは?

私が勤務していた当時の職場に糖尿病看護認定看護師の方はいませんでした。ですが、研修会のグループワークの時にファシリテーターで、糖尿病看護認定看護師の方とお話する機会があり、患者さまを捉える視点が今までの自分と全く違い、疾患や病態の知識も深く、そのことも患者さんへの理解につながっていると気づきました。足潰瘍がある糖尿病患者さまのことで力不足を感じていたのですが、認定看護師さんとお話したことによって、糖尿病看護に対する思いが前向きに変わり、深く学びたいと思うようになりました。

認定看護師をめざすナースのみなさんへアドバイスやメッセージを

初心を忘れずに、看護を深めたいという志を持ち続けてください。あとは周囲の方に協力が得られるような人間関係を築いておくことも大切です。出会いはとても大事です。私は今まで、たくさんの素晴らしい上司や先輩に助けていただきました。自分一人の力で認定看護師にはなれないことを忘れないでください。

今後の目標や挑戦してみたいことはありますか?

糖尿病看護認定看護師の特化技術として、フットケア技術があるのですが、糖尿病患者さまが一生を自分の足で歩いていけるように、足の大切さを広めていくことが目標です。特定行為研修を終えた認定看護師の先輩とお話する機会があるのですが、「認定看護師の知識ではまだまだ足りない」と言われています。特定行為研修は病態を推論する力を養うカリキュラムが組まれているので、ゆくゆくは特定行為研修に挑戦できたらいいなと思います。

最後に、オフ日の楽しみは?

キャンプに行くなど、自然の中で過ごすことが好きです。キャンプ道具は一式持っています。山や森で食べるご飯はとても美味しいですし、満天の星はプラネタリウムのようで、贅沢な時間だなと癒されます。一泊だと、テントを広げてから片付けるまでの時間が短いので、キャンプをするなら2泊がいいですね。

森 美穂子皮膚・排泄ケア認定看護師

これまでの経歴を簡単に教えてください。

認定看護師更新を2回行っています。急性期病院で褥瘡対策チーム医療の確立と、ストーマ外来での活動を経験し、現在はみたき総合病院の外来・在宅医療部に所属しています。

認定看護師として、現在はどのような仕事や活動をされていますか?

院内では褥瘡対策チームでの活動や創傷管理をしています。院外では訪問診療における褥瘡・ストーマ・瘻孔管理をしています。

資格を取ろうと思ったきっかけは?

夜間ストーマ装具が密着せず、頻回なストーマ装具交換と皮膚の広範囲のただれで「もう途方に暮れる」と訴え、ストーマ管理に難渋されていた40代の患者さまとの出会いから。

認定看護師をめざすナースのみなさんへアドバイスやメッセージを

「自利利他」
看護行為の対象は患者の疾患ではなく症状やそれによって影響する生活の質である。

今後の目標や挑戦してみたいことはありますか?

入院中の創傷管理、ストーマ管理だけではなく、在宅ケアにおいても個々に応じた管理・ケアを継続な視点で地域の医療チームと活動していきたいです。

最後に、オフ日の楽しみは?

読書、デパートでの買い物など。