なごみHOME > 方針について
このたび、みたき総合病院内に緩和ケア病棟「なごみ」を開設させていただくことになりました。
地域の皆さま、関係者の皆さま、何卒よろしくお願いします 。
四日市市をはじめ北勢地域では、関係者の皆さまのご尽力により、
日本国内でも有数の優れた在宅医療・緩和ケア医療が行われています。
しかし、患者さまが在宅での療養を望まれている場合であっても、様々な理由で病院での療養が必要となることが多いのが実情です。
「なごみ」は、四日市市内ではじめての緩和ケア病棟です。
できるだけ自宅で過ごせているような気持になれるよう、配慮していきます。
患者さま、ご家族の皆さん、そして地域の医療施設等の皆さまに喜んでいただける緩和ケア病棟になるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
緩和ケア病棟は、積極的な治療を終了したがん患者さんが、がんに伴うさまざまな症状を緩和する場所です。また、家族は第2の患者と呼ばれ、共に悩み苦しみます。そのため、患者さんやご家族がその人らしく生き、過ごせる場所が必要になります。痛みや呼吸困難など辛い症状がある場合は、薬剤だけではなく、楽に過ごせる姿勢を工夫したり、マッサージ等を行っています。また、寝たままの姿勢で入浴できる機械浴室もあり、心地よい時間を過ごすことができます。お食事が進まない方には、管理栄養士と共に、食事の内容を工夫し、食べる楽しみを提供します。季節のイベントも開催しており、病気と向き合う時間を忘れられる一瞬に出会えるかもしれません。
困難なときもありますが、苦痛を和らげる方法を、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・退院調整看護師・社会福祉士・理学療法士・ボランティア等が、患者さんやご家族とともに考えております。患者さんやご家族の思いに寄り添い『つながり』を大切にした緩和ケアをめざしています。